2023年、青森ねぶた祭りに初めて行ってきました!
今年はなにかと話題になることも多かったですね。
青森出身の身内が楽しみ方を教えてくれたおかげで、初めてでもとても楽しかったです♪
予備知識がないと分からないことも多いと感じたので、青森ねぶた祭りに行ってみたいと思っている方向けに、楽しむ方法をお伝えします。
来年以降参考にしていただけると嬉しいです!
青森ねぶた祭りの由来
青森ねぶた祭りは、毎年8月2日〜7日に開催されます。
このうち8月2日〜6日は夜間運行で、7日は昼間運行と夜に陸奥湾で海上運行・花火大会が催されます。また8月1日には前夜祭が行われています。
1980年には国の重要無形民俗文化財に指定されており、東北三大祭りの一つとされています。
開催費用は約2億2千万円とのこと(Wikipediaより)。めちゃくちゃお金かかるんですね・・・!
ねぶたの由来について調べてみると、とても古くから行われていたことが分かりました。
青森ねぶた祭は、七夕祭りの灯籠流しの変形であろうといわれていますが、その起源は定かではありません。
https://www.nebuta.jp/know/origin.html
奈良時代(710年~794年)に中国から渡来した「七夕祭」と、古来から津軽にあった習俗と精霊送り、人形、虫送り等の行事が一体化して、紙と竹、ローソクが普及されると灯籠となり、それが変化して人形、扇ねぶたになったと考えられています。
七夕祭は7月7日の夜に穢れ(けがれ)を川や海に流す、禊(みぞぎ)の行事として灯籠を流して無病息災を祈りました。これが「ねぶた流し」と呼ばれ、現在の青森ねぶたの海上運行に表れています。
「ねぶた(ねぷた・ねふた)」という名称は、東北地方を始め、信越地方「ネンブリ流し」、関東地方「ネブチ流し・ネボケ流し・ネムッタ流し」等の民俗語彙分布と方言学から「ねむりながし」の眠りが「ねぶた」に転訛したものと考えられています。
青森ねぶた祭は、日本各地の祭りの中でも屈指の大きな祭典に発展しました。
https://www.nebuta.jp/know/origin.html
享保年間(1716年~1736年)の頃に、油川町付近で弘前のねぷた祭を真似て灯籠を持ち歩き踊った記録がありますが、果たしてこれほどの祭りになろうとは、当時の人びとは夢にも思わなかったことでしょう。
とても歴史のあるお祭りだったのですね・・・!知りませんでした。焦
また2018年度より、全ての大型ねぶたに位置端末情報(GPS)を取り付け、利用者がアプリをダウンロードすることで、ねぶたの位置情報をリアルタイムで把握できるほか、ねぶたが利用者に近づくと、そのねぶたの団体名や制作者、詳細説明などを設定した言語で自動的に音声解説してくれるサービスもあるそうです。
現在、対応言語は日本語、英語、中国語(繁体字、簡体字)、韓国語の5言語。
気になる方は調べてみてくださいね。
楽しみ方1:跳人(ハネト)になって参加しよう
跳人(ハネト)とは、踊り子のことです。文字通り飛び跳ねる人のことで、災いを跳ね飛ばすという意味もあるんだとか。
人形ねぶたと呼ばれる山車に続き、「ラッセラー」と掛け声を上げながら踊り歩きます。
この跳人(ハネト)ですが、なんと自由参加で誰でもなれるんです!!
事前の登録や当日の受付もありません。必要なのは、ハネト衣装(正装)を着るということ。
衣装は地元の衣装屋で購入・レンタルができるので、事前に予約をしておくのがおすすめです。
見るだけでも迫力がありますが、ハネトとして参加すると盛り上がりの渦中で一体感を味わえるので、とても良かったです☆
できるなら参加した方が、絶対楽しいと思います!!楽しんだあとはもれなく全身汗だく&筋肉痛に襲われるのは、覚悟しておいてください(笑)
ちなみに衣装の全身はこんな感じです。お祭り感があって可愛いので、気分も上がりますよ♪
私は神戸屋さんで、3千円で借りました。着付けもしてくれます。
足袋と草履は購入する必要があります。スニーカーでも大丈夫なので、履き慣れた靴の方が良いかもしれません。
花笠は追加料金が必要です。付けていない方も多かったです。
貴重品は、首から下げるスマホケース兼財布に入れて持ち歩くのが便利でした!!
ねぶた用に、700円位で福財布という商品も売られています。
ねぶた祭りらしい絵柄が書かれていてかわいいのですが、首から下げておくには紐がすぐ切れてしまいそうで心配なのでおすすめはしません(笑)
楽しみ方2:子供たちに幸運の鈴を渡そう
ハネトは衣装に鈴をたくさんつけて、シャンシャン鈴を鳴らしながら跳ねます。
跳ねていると自然にこの鈴が道路に落ちるのですが、この鈴は幸運の鈴と言われています。
祭りのあと、子供たちが踏みつぶされていない綺麗な鈴を探し、見つけると喜んで持ち帰った
という、子どもの遊びが始まりとされているそうです。
道中、「鈴ください!」と大きな声を出して並んでいる子どもたちが多く見られました。鈴を渡しに行くととても喜んでくれるので、渡すのも楽しかったです(^^)
一応鈴は投げるのではなくて、渡すことを推奨しているようです。
レンタルした衣装にも鈴は付いていましたが、多くはないので渡す用に予め購入しておくのが良いです。
楽しみ方3:ねぶたに思いを馳せてみよう
夜間運行でカラフルに灯されたねぶたは、とても綺麗で幻想的ですよね。
ねぶた制作は専門の「ねぶた師」によって長い時間、多くの工程を経て行われています。
ねぶたの題材には歌舞伎の名場面、日本や中国の故事、青森に伝わる伝説などが取り上げられ、戦闘の場面を構図にしたものが多いのが特徴です。
なぜその題材で作ろうと考えたのか、そこに込められた思いは何なのか、ねぶた師の努力の結晶ともいえるねぶたに、思いを馳せてみるのも面白いと思います。
また毎年8月6日には、その年の受賞ねぶたが発表されます。
審査方法や評価項目、着眼点などが公式HPに記載されているので、発表前であれば受賞作品を予想したりするのも楽しそうですね!
今年は呪術廻戦とのコラボで、虎杖悠仁と五条 悟のねぶたもありました。これにはいちファンとして、テンション上がりました!!!
クオリティー高いですね。来年はどんなねぶたが見られるのか、今から楽しみです。
まとめ
青森ねぶた祭りで初心者が最大限楽しむ方法をいくつか紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
他にも、高価になりますがVIP席や、お酒を楽しみながら鑑賞したりなど、楽しみ方はたくさんあります。
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